ハイレゾ音源を楽しめる各価格帯別の定番機種

AirPlayでもハイレゾ再生!:Pioneer Stellanova

 ハイレゾ対応のミニコンポの種類も多くなってきています。その中でスタイリッシュなデザインとともにiPhoneやiPadに入っている曲をワイヤレスでもハイレゾ再生できるところに特徴があるのがPioneer Stellanovaです!
Stellanova

 

 DACアンプ部のDACチップにはPCM1795を採用しており、192 kHz/32 bit(PCM)、
5.6 MHz(DSD)の再生に対応しています。スピーカー出力は15W+15W。
(以下がDACアンプ部:APS-DA101J)
Stellanova DACアンプ部
Stellanova DACアンプ部(背面)

 

 このStellanovaの特徴が専用ワイヤレスユニット「APS-WF02J」と組み合わせるとワイヤレスによるハイレゾ再生が可能になるということです!
(以下がAPS-WF02J)
Stellanova ワイヤレスユニット部

 

 これがただのWiFiでなく、USB伝送プロトコルをTCP/IPに変換するという方法を採用しており、70Mbpsの高速伝送でハイレゾ音源のワイヤレス再生を可能としています。伝送速度だけでなくユニット内に音楽データのバッファーに保持しておく機能によりデータが途切れずに再生できる仕組みも持っています。そのために有線接続でもワイヤレスでも音質に差が出ないということです。

 

 また、このワイヤレスユニットには4つのUSBポートが付いており、ハードディスクやUSBメモリ等を接続し、その中の音源も再生できます。もちろんそれに保存した音源をiPhonenからワイヤレス再生することも可能です。iOS端末で使用する際は、専用アプリのWireless Hi-Res Player 〜Stellanova〜」から操作を行うことになります。
Stellanova ワイヤレスユニット部

 

 面白いのはこのWireless Hi-Res Player 〜Stellanova〜を使うとiOS端末内の音源の再生ができるのはもちろんですが、ワイヤレスユニットに接続したUSBメモリなどのストレージと端末の間で、相互に音源をコピーすることもできるということです。ストレージから気に入った曲を取り込んだりできますね。

 

 ワイヤレスユニットのUSBポートに光ディスクドライブを接続すればCDの再生も可能ですし、先ほどのWireless Hi-Res Player 〜Stellanova〜からの操作でPCレスでUSBメモリなどにリッピングすることも可能です。

 

 PCからも「Pioneer Wireless Connect」というソフトを使うことによりWiFi経由でStellanovaのワイヤレスユニットにつながります。その時はUSB DACとして認識するとのことです。面白いですね。

 

 以下にこのPioneer Stellanovaの概略スペック表と楽天、Yahoo!、Amazonでの価格情報へのリンク情報を載せます。
 ご興味のある方はチェックしてみてください。

機種

Stellanova

メーカ

Pioneer

DACアンプ部

(APS-DA101J)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DACチップ

PCM1795

USB入力

Type-B×1

デジタル入力

光×1(S/P DIF)

PCM音源

192kHz/32Bit

DSD音源

5.6MHz

アナログ入力

φ3.5 mmステレオミニ×1

Bluetooth

Ver3.0+EDR

スピーカ出力

15W+15W(6Ω)

サブウーハー出力

φ3.5 mmモノラルミニジャック

ヘッドホン

ステレオミニ×1系統

外形寸法

198 (W)× 33 (H)× 147 (D)mm

質量

570 g

ワイヤレスユニット部

(APS-WF02J)

 

 

 

 

 

 

無線LAN

IEEE802.11a/b/g/n

想定到達距離

10 m

データ転送速度

54 Mbps以上(300 Mbps規格時)

USB端子

USB2.0(5V、1A) ×4

DC電源入力

15 V/2.7 A

外形寸法

198 mm(W)×33mm(H)×149 mm(D)

質量

440 g

セットコンポ価格情報

楽天価格

Stellanova

Yahoo!

Amazon

Stellanova

DACアンプ部価格

楽天価格

APS-DA101J

Yahoo!

Amazon

 

 

 

ハイレゾコンポの人気機種:M-CR611,CR-N765比較

 ハイレゾ対応ネットワークCDレシーバーで人気なのが、marantz M-CR611とONKYO CR-N765です!。M-CR611は雑誌特選街でもおすすめ商品として取り上げられており、CR-N765はAmazon、楽天で長いことランキング上位で定番商品となっています。ではのスペック比較をしてみたいと思います。


 まずは外観からです。

●ONKYO CR-N765

CR-N765 Front
CR-N765 Back


●marantz M-CR611

M-CR611
M-CR611 Back


 次に概略スペック比較表を載せます。


メーカ

ONKYO

marantz

機種名

CR-N765

M-CR611

CD再生メディア

CDおよびCD-R/RW

CDおよびCD-R/RW

チューナー部

FM/AM

FM/AM

(ワイドFM対応)

DACチップ

旭化成エレクトロニクス AK4490

不明

デジタル入力

4系統(USB-Aタイプ×2,同軸×1,光×1)

3系統(USB-Aタイプ×2,光×2)

ネットワーク入力

LAN端子×1

LAN端子×1

無線LAN

無線LANアダプタはオプション

標準装備

Bluetooth

Bluetoothアダプタはオプション

標準装備

アナログ入力

3系統(RCA×2、ステレオミニ×1)

1系統(RCA)

アナログ出力

1系統(RCA×1)

1系統(RCA×1)

ヘッドホン出力

ステレオミニ×1

ステレオミニ×1

スピーカ出力

定格出力22W+22W

定格出力50W+50W

スピーカー端子

1系統

2系統

対応フォーマット

 

DSD,FLAC,MP3,WMA,WAV,Apple Lossless等

DSD,FLAC,MP3,WMA,WAV,Apple Lossless等

DSD:5.6MHz,PCM:192kHz/24bitまで

DSD:2.8MHz,PCM:192kHz/24bitまで

サイズ(W×H×D)

215×119×331mm

292x105x305 mm

重量

5.0kg

3.4kg

楽天最安値!

CR-N765

M-CR611

Yahoo!価格

CR-N765

M-CR611

Amazon価格

CR-N765

M-CR611



 それぞれ以下のような特徴があります。
●ONKYO CR-N765
 ・USB-DAC機能を持ち、PC等の接続が可能
  (DACチップはAK4490)
 ・同軸デジタル入力装備
 ・DSD5.6MHz再生可能
 ・アンプ部はアナログアンプ
 ・アナログ入力が3系統あり。
 ・無線LAN、Bluetooht接続にはオプションが必要


●marantz M-CR611
 ・アンプ部はデジタルアンプ
 ・スピーカー出力はバイアンプ接続が可能
 ・無線LAN、Bluetoothは標準装備
 ・FM補完放送対応(ワイドFM)
 ・DSD再生は2.8Hzまで
 ・USB DAC機能はなし。


 上記の特徴から、CR-N765とM-CR611のどちらを選択するかについては以下のような切り口があります。


■ONKYO CR-N765をおすすめ
 ・USB DAC機能を使いたい
 ・同軸デジタル入力、アナログ入力機能が2系統必要
 ・スピーカー込のコンポがいい

 

■M-CR611をおすすめ
 ・スピーカーは好きなものを選択したい
 ・スピーカとバイワイヤリング接続したい、
 ・2系統のスピーカーを切り替えて使いたい
 ・無線LAN/Bluetoothをオプション無しで使いたい


 CR-N765についてはDACチップに人気DACのTEAC UD-503と同じAK4490を使っています。DACチップだけで音質が決まるものではありませんが、なかなか惹かれるところではあります。
 大手家電店で試聴した時の印象はCR-N765はONKYOらしい、高音がきれいなくっきりした音、M-CR611はふくよかで豊かな音という印象でクラシックやJazzはこちらの方がいい感じでした。特に推奨のB&Wのスピーカとの組合わせは、ミニコンポの音とは思えないものを感じました。

 

 さて、価格情報ですが最安値はCR-N765が3万円台後半、M-CR611が5万円台前半で推移しています。

 最新の価格情報につきましては上記のスペック表に楽天、Yahoo!、Amazonでの価格情報へのリンクを載せておきますのでそちらをご確認ください。


 管理人はネットワーク対応コンポの紹介ブログもやっておりますのでもしよければご覧ください。「ハイレゾ・ネットワーク対応コンポのおすすめ」です。