ハイレゾ音源を楽しめる各価格帯別の定番機種

10万円超の注目の2機種:UD-503 vs OPPO HA-1

 10万超のDACで発売以来の人気を持続しているのがOPPO HA-1です。そして注目の機種が発売されたばかりのTEAC UD-503です。

 

●OPPO HA-1
HA-1 Front
HA-1 Rear
 HA-1の開発・販売を行っているのは2004年にアメリカのカリフォルニア州に設立された、OPPO Digital社です。ブルーレイディスクプレーヤーやヘッドホンも製作しており、ハイコストパフォーマンスで人気があります。

 

●TEAC UD-503
UD-503 Front
UD-503 Rear
 TEACは日本の老舗オーディオメーカーの一つですが、近年はデジタルオーディオに力を入れており、UD-501はDSD再生可能なDACとして定番機種となっておりました。UD-503はその後継機種です。

 

 以下に概略スペック比較表を記載します。
 表の最後の3行はネットショップの価格情報へのリンクとなっています。最新の価格情報はそちらをご覧ください。

 

機種

HA-1

UD-503

メーカ

OPPO

TEAC

DACチップ

ESSES9018

AK4490

USB入力(TypeB)

1系統

1系統

USB入力(TypeA)

1系統

なし

デジタル入力(同軸)

1系統

1系統

デジタル入力(光)

1系統

1系統

デジタル入力(AES/EBU)

1系統

なし

Bluetooht対応

×

アナログ出力(RCA)

1系統

1系統

アナログ出力(バランス出力)

ヘッドホン出力(バランス接続対応)

ヘッドホン出力

3500mW(32Ω)

500mW(32Ω)

アナログ入力

2系統

なし

PCM音源対応周波数

384kHz/32bit

384kHz/32bit

DSD音源

11.2MHz

11.2MHz

ヘッドホンアンプ部

バランス駆動純A級アンプ

バランス駆動AB級アンプ

寸法(W×D×Hmm)

254x333x80

290x248.7x84.5

重量

5.9kg

4.2kg

楽天最安値

HA-1

UD-503

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HA-1

UD-503

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HA-1

UD-503

 

 

 OPPO HA-1はBluetooth、TypeAを持っておりiDeviceとの相性もいいです。アナログ入力もあるのでバランス駆動のヘッドホンアンプとしても使用できます。ただ、レビュー記事を読んでいると純A級アンプは結構筐体が熱くなるようですので若干置き場所を選ぶかもしれません。

 

 UD-503は実績のあるUD-501の後継機種であるところとDACチップに旭化成エレクトロニクスのAK4490を採用しているところが注目ポイントです。
15年7月に発売されて以来、大変な人気機種となっており若干在庫不足気味の状態が続いています。

 

 DACチップと言えば、テキサスインスツルメンツ、ESSテクノロジー、シーラースロジック等、アメリカのメーカが多いのですが日本メーカの旭化成エレクトロニクスにも頑張ってほしいところです。旭化成エレクトロニクスのDACチップを使用している機種と言えば、FOSTEX HP-A8にAK4399,Pioneer N-50にAK4480が採用されています。 どちらも、ロングセラーとなった機種であり、DACチップメーカとしてのポテンシャルの高さがうかがえます。