ハイレゾ音源を楽しめる各価格帯別の定番機種

micro iDSD Black Label/Chord Mojoのスペック比較と価格情報

 ライバルは据え置きアンプというすごいモバイルDACアンプがiFi-Audioのmicro iDSDです。Black Lbelはアナログ信号と電源セクション、そしてクロックシステムを改良し、さらなる音の高みを目指したものです。今回Black Labelでは、アナログ部のオペアンプをiFi Audio専用の特注品に変更しています。レビューを見てみるとこのmicro iDSD Black Labelを入手してUD-503を手放した人がいたりしますのでその実力はわかりますね。

 

●micro iDSD Black Label
micro iDSD(Front外観)
micro iDSD(Rear)

 

 一方、楽器の定位や音の繊細さで人気なのがCHORD社のMojoです。発売されてからモバイルDACアンプの売れ筋で常に上位であり続けています。

 

●CHORD Mojo
Mojo(外観)
Mojo(外部IFなど)

 

 ではスペックを比較してみましょう。

 

機種名

micro iDSD BL

Mojo

メーカ

ifI-Audio

Chord Electronics

発売時期

2016年12月

2015年11月

DACチップ

DSD1793×2

独自FPGA

PC接続

変換ケーブルで対応

Micro USB

iDevice

TypeA

カメラコネクションキット経由

Android対応

光デジタル入力

同デジタル軸入力

アナログ入力

ステレオミニ

×

光デジタル出力

×

×

同軸デジタル出力

×

対応周波数等(PCM)

768kHz/32bit

768kHz/32bit

DSD対応

24.6MHz

11.2MHz

ヘッドホン端子

ステレオ標準×1

ステレオミニ×2

バランス出力対応

×

×

ヘッドホン出力

4,000mW(32Ω)

720mW(8Ω)35mW(600Ω)

電池持続時間

14時間(Eco設定時)

8時間

寸法(W×D×Hmm)

67x177x28

約82x 60x 22

重量

310g

180g

パワーアンプ部

ifI-Audio特注オペアンプ

楽天の最安値

micro iDSD BL

Mojo

Yahoo!価格

micro iDSD BL

Mojo

Amazon価格

micro iDSD BL

Mojo

 

 

 micro iDSDの方が、SP/DIF出力(同軸)を備えておりDDコンバータとしても使えたりDSDフォーマットで24.6MHzまで対応する等、価格がMojoよりも高い分もあり高機能となっています。micro iDSDはアナログ入力もあるので単体でヘッドホンアンプとしても使えますね。

 

 DACチップでいうとmicro iDSDはDSD1793×2を使用しておりこのDSD1793はバーブラウンジャパンがテキサスインスツルメンツに吸収される前の最後の開発チップです。iFi-Audio社はこのDSD1793をかなりの機種で採用しており、このチップを徹底的に使いこなし、音質を高めていく戦略のようです。
 そして出力も4.000mWと大きいため大型ヘッドホンを使っている人にも安心のスペックです。

 

 一方のCHORD社はMojoに自社開発のFPGAをDACチップとして使用しておりこちらもこだわりは強いようです。

 

 飛び抜けたスペックを追及するmicro iDSD、オーディオ的な音質を重視するMojoといったところでしょうか。
 Mojoの方が圧倒的に小さいので小ささ/軽さ重視ならこちらでしょうか。
 micro iDSDは据え置きで使っている人が多いようです。
 また、大容量のバッテリーを内蔵しているため、電源ノイズに悩まされず長時間使えますね。外で使っているときに電池が切れそうになったスマホに充電できて助かったという声もありました。

 

 価格帯的にはmicro iDSD Black Labelが7万円台、Mojoが5万円を切る価格帯で推移しているようです。

 

 家でも外出時でもいい音楽しみたい方にはこの2機種は検討価値があると思います!
 最新の価格情報につきましては上記のスペック表に楽天、Yahoo!、Amazonでの価格情報へのリンクを載せておきますのでそちらをご確認ください!。

 

最新の価格情報はコチラ

機種名

micro iDSD BL

Mojo

メーカ

ifI-Audio

Chord Electronics

楽天の最安値

micro iDSD BL

Mojo

Yahoo!価格

micro iDSD BL

Mojo

Amazon価格

mciro iDSD BL

Mojo

■独自DAC技術で大人気!:CHORD Mojo(ちょっとPHA-3との比較)!

 CHORDといえばちょっと大きめですが、圧倒的なノイズの少なさと音質からポータブルDACアンプの分野では憧れの存在の「Hugo」がありますが25万円台でおいそれとは手が出ません・・・。
Chord Hugo

 

 そんなCHORDから弟分の「Mojo」が発売され大人気となっています!
Chord Mojo
Chord Mojo(入力端子)
Chord Hugo Mojo大きさ比較

 

 価格帯もSONY PHA-3より若干安めなところも人気の理由の秘密だと思います。

 

 ただ、決して気軽に手が出る価格帯ではないので、やはり人気の秘密は根本の音質とスタイリッシュな小ささにいあると思います。また、同社のHugo(約25万円)に勝るとも劣らない性能という声もあります!

 

 さて、人気のあるポータブルDAC対決ということでCHORD MojoとSONY PHA-3をしてみましょう。

 

機種名

Mojo

PHA-3

メーカ

Chord Electronics

SONY

発売時期

2015年11月

2014年10月

DACチップ

独自FPGA

ESS ES9018

PC接続

Micro USB

Micro USB

iDevice

メラコネクションキット経由

TypeA

Android対応

光デジタル入力

同デジタル軸入力

×

アナログ入力

×

○(LineOUTと兼用)

対応周波数等(PCM)

768kHz/32bit

384khz/32bit

DSD対応

11.2MHz

5.6MHz

ヘッドホン端子

ステレオミニ×2

ステレオミニ×2

バランス出力対応

×

ヘッドホン出力

720mW(8Ω)35mW(600Ω)

320mW(32Ω)

電池持続時間

8時間

5時間

寸法(W×D×Hmm)

約82o x 60mm x 22mm

80x140.5x29

重量

180g

300g

楽天の最安値

Mojo

PHA-3

Yahoo!価格

Mojo

PHA-3

Amazon価格

Mojo

PHA-3

 

 

 ヘッドホン出力にバランス出力がない以外は軽量である部分も含めてPHA-3をスペック的には凌駕していますね。
 入力にはUSBと光デジタル入力に加えて同軸デジタル入力も備えていますのでFiiO X5やX3の旧型やONKYO DAC-HA300との組み合わせも楽しめますね。

 

 特筆すべきはDACチップにPCM1795などの汎用DACチップを使わずにFPGA(フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ)に独自の音声デジタル処理プログラムを書き込んだデバイスを採用しているところです。このあたりにChordの技術力の高さとこだわりを感じます。Chord Electronicsは英国のメーカですが、nano iDSDを作っているiFi-Audioといい面白いメーカが多い国ですね。

 

 レビュー記事では、「楽器の定位、音場の再芸、繊細さがいい」という声や800Ωのハイインピーダンスなヘッドホンも再生可能な駆動力を称賛する声が多いですね。
 YAMAHAの R-N602を持っている方がR-N602の内蔵DACよりこのMojoの方がよく、外付けDAC代わりに使っている例もネットで見かけましたのでDACとしての性能の高さがうかがえるとともに、スピーカーアンプに接続して使っている方も結構多いようです。

 

 最新の価格情報につきましては上記(↑↑)のスペック表に楽天、Yahoo!、Amazonでの価格情報へのリンクを載せておきますのでそちらをご確認ください!。比較したPHA-3より2万円程度安価な価格で推移しているようです。

 

 この「Mojo」ですが、PC/iDeveice/Android端末とつながるのはもちろんですが SONY NW-A20やA10との接続も可能なようです。お持ちの方は音のアップグレードを試してみてはいかがでしょうか。

 

SONYのモバイルDAC PHA-1a,PHA-2,PHA-3を比較!

 モバイルDACアンプで定番の中でSONY製はPHA-1a,PHA-2,PHA-3の3機種となります。
 この3機種について比べた見たいと思います。

 

●PHA-1a
PHA-1a

 

●PHA-2
PHA-2

 

●PHA-3
PHA-3
PHA-3_2
PHA-3_3

 

 まずはスペックを調べてみました。

 

  PHA-1A PHA-2 PHA-3
メーカ SONY SONY SONY
発売時期 2015年3月 2013年10月 2014年10月
DACチップ Wolfson WM8740 PCM1795 ESS ES9018
PC接続

Micro USB

iDevice

USB-TypeA

Android対応

デジタル出力対応ウォークマン,Xperia

光入力 なし なし
アナログ入力 なし ○(LineOUTと兼用) ○(LineOUTと兼用)
対応周波数等 192kHz/24bit 192kHz/24bit 384khz/32bit
DSD × 5.6MHzまで 5.6MHzまで
ヘッドホン端子 ステレオミニ×1 ステレオミニ×1 ステレオミニ×2
バランス出力対応 × ×
ヘッドホン出力 80mW(32Ω) 90mW(32Ω) 320mW(32Ω)
電池持続時間 6時間 6.5時間 5時間
寸法(W×D×Hmm) 62x109x18.5 68x140x29 80x140.5x29
重量

145g

270g

300g

パワーアンプ部

LME49860
+TPA6120

LME49860
+TPA6120

OPA2604
+LM49860+TPA6120

楽天の最安値

PHA-1a

PHA-2

PHA-3

Yahoo!価格

PHA-1a

PHA-2

PHA-3

Amazon価格

PHA-1a

PHA-2

PHA-3

 

 

 

 

 発売時期純でいうと、PHA-2→PHA-3→PHA-1aの順で新しくなります。
 PHA-3はDACチップに高音質といわれているES9018使用し、バランス駆動のヘッドホンが使えるという飛び抜けたスペックでこの3機種の中ではフラッグシップ機といえます。
 PHA-1aは発売時期も新しいのですが、一番持ち運びしやすいスペックでDSD再生を省くなどモバイル性にこだわった機種だと思います。
 PHA-2は発売時期も最も古いのですが、DSD再生に対応しており、価格的もちょうど真ん中です。

 

 3機種の中から選ぶとすると以下のような選び方があると思います。
 ・バランス駆動ヘッドホンを試したいならPHA-3一択。
 ・光入力対応がありもPHA-3一択。
 ・DSD再生対応ならPHA-2,PHA-3
 ・PCM音源のみ再生でよく、携帯性重視ならPHA-1a

 

 さて、価格面ですが、PHA-1aは2万円台中盤、PHA-2は5万を切る程度、そしてPHA-3は8万円を切る程度の価格で推移しているようです。
 最新の価格情報については、スペック表の下3列のリンクからご確認ください。

 

4.4mmバランス接続対応ポタアン:SONY PHA-2

 SONYのバランス接続対応USB DAC内蔵ヘッドホンアンプといえばPHA-3がありますが、よりリーズナブルな価格で4.4mmバランス接続対応のPHA-2Aが発売されています!

 

●PHA-2A
SONY PHA-2A
SONY PHA-2A(Rear)

 

●PHA-3
SONY PHA-3

 

 PHA-3ではヘッドホンとのバランス接続はステレオミニジャック×2での接続でしたが、こちらのPHA-2Aでは5極4.4mmφバランス接続ジャックでの接続となります。この5極4.4mmφバランス接続ジャックは一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)が規程した音楽鑑賞用ヘッドホンの規格「RC-8141C」に準拠しており、今後は対応機器が増えていくと思います。
 SONYではMDR-1000や1A用に接続ケーブルも出しています。ただ、ケーブル単体としては結構な値段がするのが難点ですが・・。最近では自作派のために4.4mm、5極のバランスプラグも売られているようです。こういうものですね↓↓。

 

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 さて、PHA-2Aのスペックを先輩機種のPHA-3と比較しながら見てみましょう。

種名

PHA-2A

PHA-3

メーカ

SONY

発売時期

2016年10月

2014年10月

DACチップ

ESS ES9018K2M

ESS ES9018

PC接続

Micro USB

Micro USB

iDevice

TypeA

TypeA

Android対応

光デジタル入力

×

同デジタル軸入力

×

×

アナログ入力

×

○(LineOUTと兼用)

光デジタル出力

×

×

同軸デジタル出力

×

×

対応周波数等(PCM)

192kHz/32bit

384khz/32bit

DSD対応

5.6MHz

5.6MHz

ヘッドホン端子

ステレオミニ×1、4.4mm×1

ステレオミニ×2

バランス出力対応

Φ4.4mmバランス接続対応

ヘッドホン出力

320mW(32Ω)

電池持続時間

5時間

寸法(W×D×Hmm)

80×24×133.5

80x29x140.5

重量

290g

300g

楽天

PHA-2A

PHA-3

Yahoo!

PHA-2A

PHA-3

Amazon

PHA-2A

PHA-3

 

 

 DACチップには、ESS社のES9018K2Mを採用しています。PHA-3にあった、光デジタル入力とアナログはなくなり、入力はiDevice用のUSB Type-AコネクタとPCやAndroid端末接続用のmicro USB端子のみとなっています。この辺は割り切っていますね。その分、PHA-3より価格的に2万円程度安くなっています。

 

 レビューを見ているとPHA-3を持ち歩いていると発熱が結構あって気になるという声があったのですが、その辺は解消されているようです。

 

 ES9018系のDACはくっきり明瞭な音質で人気があるのでNWウォークマンや、Xperia、PCと接続しヘッドホン再生時の音質向上にはシンプルでいい製品だと思います。

 

 

 最新の価格情報につきましては上記↑↑のスペック表に楽天、Yahoo!、Amazonでの価格情報へのリンクを載せておきますのでそちらをご確認ください!。

■5万円超クラスモバイルDACの比較:micro iDSD,HA-P90SD,PHA-3

 5万円超クラスのモバイルDACの中で特徴的なスペックがあり人気がある3機種を比べてみたいと思います。対象は、iFI-Audio micro iDSD、TEAC HA-P90SD、SONY PHA-3です。

 

 まずは外観からです。

 

●iFI-Audio micro iDSD
micro iDSD
micro iDSD_2

 

●TEAC HA-P90SD
HA-P90SD
HA-P90SD Rear

 

●SONY PHA-3
PHA-3
PHA-3_Rear

 

 以下にスペックを比較してみたいと思います。

 

機種名 micro iDSD HA-P90SD PHA-3
メーカ

ifI-Audio

TEAC

SONY

発売時期

2014年7月

2015年1月

2014年10月

DACチップ

DSD1793

PCM1795

ESS ES9018

PC接続

変換ケーブルで対応

Micro USB

Micro USB

iDevice

TypeA

Android対応

光デジタル入力

同デジタル軸入力

×

アナログ入力

ステレオミニ

ステレオミニ

○(LineOUTと兼用)

光デジタル出力 ×
同軸デジタル出力

×

単体プレーヤー機能

×

○(micro SD)

×

対応周波数等(PCM)

768kHz/32bit

192kHz/24bit

384khz/32bit

DSD対応

22.5MHz

5.6MHz

5.6MHz

ヘッドホン端子

ステレオ標準×1

ステレオミニ×1

ステレオミニ×2

バランス出力対応

×

×

ヘッドホン出力

4,000mW(32Ω)

170mW(32Ω)

320mW(32Ω)

電池持続時間

14時間(Eco設定時)

7時間

5時間

寸法(W×D×Hmm)

67x177x28

69.6x123x21.5

80x140.5x29

重量

310g

280g

300g

楽天の最安値

micro iDSD

HA-P90SD

PHA-3

Yahoo!価格

micro iDSD

HA-P90SD

PHA-3

Amazon価格

micro iDSD

HA-P90SD

PHA-3

 

 

 

 

 光/同軸の入力に加えて、同軸デジタル出力を備えているのがiFI-Audio micro iDSD、TEAC HA-P90SDの2機種です。
 ヘッドホン出力においてバランス出力対応しているのがPHA-3です。

 

 音源対応では、micro iDSDがDSD512(22.5MHz)、PCM音源で768kHzまで対応しており飛び抜けています。将来の音源まで対応しているスペックですね。
 ヘッドホン出力もTurboモードで4,000mWと大きく、駆動力が必要なヘッドホンを持っている方も安心して使えると思います。

 

 3機種ともモバイルといってもそこそこ大きいと思いますが、据え置きメインで使うならアナログ出力にRCA端子を備えているmicro iDSDが使いやすいと思います。
 当サイト管理人はnano iDSDを使っていた時期がありましたが、出力のRCA端子がボリュームのある前面側にあって据え置きの場合使いにくいと感じていたのですが、micro iDSDでは、USB端子やRCA出力、デジタルI/O端子がすべて背面に集中し、ヘッドホン出力やボリューム端子が前面に集まっている構成に代わりました。使いやすさがアップしていると思います。

 

 さて、単体でのプレーヤー機能を求めるのであればもちろん、TEAC HA-P90SDが一択です。若干武骨な感じの筐体ですが、外で他のデバイスとつながずにハイレゾ音源をシンプルに楽しめるのはいいですね。

 

 最後に価格面ですが、PHA-3は7万円台後半、micro iDSDとHA-P90SDは7万を切る程度で推移しているようです。
 最新の価格情報については、スペック表の下3列のリンクからご確認ください。

 

CHORD Mojo vs OPPO HA-2SE!

 海外勢のモバイルヘッドホンアンプDACで音質とポリシーの明確さから人気なのがCHORD MojoとOPPO HA-2SEです!
 この2機種を比べていきたいと思います。

 

●CHORD Mojo
CHORD Mojo 1
CHORD Mojo 2

 

●OPPO HA-2SE
OPPO HA-2SE 1
OPPO HA-2SE 2

 

 CHORD Mojoは独特のスタイルとコンパクトさそしてその音質から人気があります。一方のOPPO HA-2SEはスマホのような薄いスタイリッシュなデザインと4極グラウンド分離接続が可能な点が人気です。
 ではスペック表を見てみましょう。

 

機種名

Mojo

HA-2SE

メーカ

Chord Electronics

OPPO

発売時期

2015年11月

2016年9月

DACチップ

独自FPGA

ESS9028Q2M

PC接続

Micro USB

Micro USB

iDevice

カメラコネクションキット経由

TypeA

Android対応

光デジタル入力

なし

同デジタル軸入力

なし

アナログ入力

×

○(LineOUTと兼用)

光デジタル出力

×

×

同軸デジタル出力

×

×

対応周波数等(PCM)

768kHz/32bit

384kHz/32bit

DSD対応

11.2MHz

12.2MHz

ヘッドホン端子

ステレオミニ×2

ステレオミニ×1

バランス出力対応

×

4極GND分離×1

ヘッドホン出力

720mW(8Ω)35mW(600Ω)

220 mW(32Ω)

電池持続時間

8時間

7時間

寸法(W×D×Hmm)

約82x 60x 22

約68 x 157 x 12

重量

180g

175g

楽天の最安値

Mojo

HA-2SE

Yahoo!最安値

Mojo

HA-2SE

Amazon価格

Mojo

HA-2SE

 

 

 中核となるDACチップはCHORD Mojoは独自のFPGAを採用しているところに技術力を感じます。ただ、OPPO HA-2SEに採用されているESS社の最新チップ9028Q2Mにもそそられますね。

 

 重量はどちらも180g前後ですのでスマホなどと組み合わせて持ち運ぶには十分な軽さです。
 同軸デジタルと光デジタル等入力ソースが多いのはMojoの方で、お気に入りのDAPなどと光デジタルで接続したい人はMojoが選択肢ですね。

 

 HA-2SEはiDeviceとの接続にカメラコネクションキットが不要です。iDeviceとスタイリッシュに持ち歩くには便利です。また、HA-2SEは4極グラウンド分離接続が可能でヘッドホンのリケーブルによる音質向上に興味のある人はこちらが選択肢になると思います

 

 さて、価格面ですがCHORD Mojoは5万円台前半、OPPO HA-2SEは4万円前後で推移しているようです。
 最新の価格情報につきましては上記↑↑のスペック表に楽天、Yahoo!、Amazonでの価格情報へのリンクを載せておきますのでそちらをご確認ください!。

 

 音質の傾向ですが、レビューからの特徴ではCHOR Mojoが「滑らかな粒立ちのいい音質」、「アナログ的な音」という感じです。一方のOPPO HA-2SEは「解像度が高く澄んだ高音」という感じです。音については是非、視聴してみることをお勧めします。

 

モバイルDACアンプの定番3機種!

 最近のDAC機能内蔵のモバイルアンプので人気の3機種は、ONKYO DAC-HA200、SONY PHA-1A、OPPO HA-2です!

 

●ONKYO DAC-HA200
ONKYO DAC−HA200

 

●SONY PHA-1A
SONY PHA-1A

 

●OPPO HA-2
OPPO HA-2

 

 3機種ともiDeviceやAndroid端末と持ち出して使うためにバッテリー内蔵でコンパクトにできています。もちろん自宅でPCに接続して使うことも可能で、PCとの接続はUSB(micro B)で行います。

 

 iPhone等のポータブルプレーヤは大型のヘッドホンだと駆動力が不足しがちですが、ポータブルヘッドホンアンプは駆動力不足を補ってくれます。
 今回取り上げた3機種ともDAC機能を内蔵していますので、ポータブルプレーヤーやPCとUSB接続により音源データをデジタルデータのまま取り出してモバイルDACアンプ側で処理できます。それにより音質の向上を見込むことができます。

 

 さて3機種のスペック等の比較表を以下に記載します。

機種名 DAC-HA200 PHA-1A HA-2
メーカ ONKYO SONY OPPO
DACチップ PCM5102 Wolfson WM8740 ESSES9018K2M
PC接続 Micro USB Micro USB Micro USB
iDevice USB-A USB-A USB-A
Android対応

光入力

なし

なし

アナログ入力

なし

(LineOUTと兼用)

対応周波数等 96KHz/24bit 192kHz/24bit 384kHz/32bit
DSD

×

×

5.6MHzまで
出力端子 ステレオミニ×1 ステレオミニ×1 ステレオミニ×2
ヘッドホン出力 145mW(32Ω) 80mW(32Ω) 220 mW(32Ω)
電池持続時間 8時間 6時間 7時間
寸法(W×D×Hmm) 64×112×21.7 62x109x18.5 68 x 157 x 12
重量 210g 145g 175g
パワーアンプ部 MUSES8902+ディスクリート構成 LME49860+出力段TPA6120 IC+ディスクリート構成

楽天の最安値

DAC-HA200

PHA-1A

HA-2

Yahoo!の最安値

DAC-HA200

PHA-1A

HA-2

Amazon

DAC-HA200

PHA-1A

HA-2

 

 

 

 3機種の中でリーズナブルな価格なのが、ONKYO DAC-HA200で最安値がほぼ2万円程度です。音源はPCM音源の96kHzまでとなっています。OPPO HA-2は4万円台となってしまいますが、DSD音源も6.2MHzまで対応しています。SONY PHA-1Aは丁度のその間の価格帯です。

 

 さて、現状流通している音源の多くが96kHzまでですので、3機種の中でコストパフォーマンスで選ぶならDAC-HA200、DSD対応と非常にスリムかつデザイン性の良さで選択するとOPPO HA-2でしょうか。
 上記のスペック表は最後の3行がネットショップでの価格情報へのリンクとなっております。興味がある機種がありましたら、上記のリンクから最新の価格情報をご確認ください。

 

 この3機種の中で、OPPO HA-2のヘッドホン出力のジャックは4極対応となっており、グランドをLchとRchを分離した接続が可能なのが特徴となっています。

 

 DACチップも三者三様であるあたりが面白いですね。モバイルDACアンプは今、各社が力を入れて切る分野でこれからも目が離せないところです。

TEAC HA-P5、SONY PHA-3、OPPO HA-2バランス接続対応ポータブルDACアンプ比較

 TEACからポータブルDACアンプHA-P5が発売されました!
HPA-5
HPA-5 上面
 HA-50の上位機の位置づけのようですが新たにバランス接続(4極グラウンド分離)対応しました。
 DACチップはPCM1795を採用し、192kHz/24bit PCMおよびDSD 5.6MHzネイティブ再生に対応しています。

 

 ライバル機種はバランス接続対応ポータブルDACのSONY PHA-3、OPPO HA-2あたりと思われますのでスペック比較をしてみたいと思います。
PHA-3
 (SONY PHA-3)
HA-2
 (OPPO HA-2)

 

 以下がスペック比較表となります。

機種名

HA-P5

PHA-3

HA-2

メーカ

TEAC

SONY

OPPO

発売時期

2016年3月

2014年10月

2015年3月

DACチップ

PCM1795

ESS ES9018

ESSES9018K2M

PC接続

Micro USB

Micro USB

Micro USB

iDevice接続

TypeA

TypeA

TypeA

Android対応

光デジタル入力

なし

同デジタル軸入力

×

なし

アナログ入力

(同軸/光デジタル入力と兼用)

(LineOUTと兼用)

(LineOUTと兼用)

対応周波数等(PCM)

192kHz/24bit

384khz/32bit

384kHz/32bit

DSD対応

5.6MHz

5.6MHz

11.2MHz

ヘッドホン端子

ステレオミニ×1

ステレオミニ×2

ステレオミニ×1

バランス出力対応

4極GND分離×1

・3極×2・4極GND分離×1

4極GND分離×1

ヘッドホン出力

160mW(32Ω)

320mW(32Ω)

220 mW(32Ω)

電池持続時間

5時間

5時間

7時間

寸法(W×D×Hmm)

65.4 × 121.4 × 21.6 mm

80x140.5x29

68 x 157 x 12

重量

182g

300g

175g

楽天の最安値

HA-P5

PHA-3

HA-2

Yahoo!価格

HA-P5

PHA-3

HA-2

Amazon価格

HA-P5

PHA-3

HA-2

 

 

 USB入力以外に同軸および光入力があり、ヘッドホン出力とは別にLINE出力(ステレオミニ)が1系統ありますので家で据え置きDACとして使うのにもいいと思われます。また、光や同軸出力のあるハイレゾDAPとの組み合わせにも使えますね。
HPA-5 下面
 (TEAC HA-P5下面)

 

 OPPO HA-2より若干、厚みがありますがSONY PHA-3より薄いのでポータブル用途でも活躍できると思います。

 

 TEACのホームページによるとのヘッドホンアンプHA-501で培われたノウハウがヘッドホンアンプ部に投入されており、「10Hz〜100kHzの周波数特性とS/N比110dBを達成」と書いてあるのでヘッドホンアンプ部にも期待が持てます。

 

 最新の価格情報につきましては上記のスペック表に楽天、Yahoo!、Amazonでの価格情報へのリンクを載せておきますのでそちらをご確認ください!。TEAC HA-P5は比較したPHA-3より2万円程度安価な価格で推移しているようです。

OPPO HA-2SE:好評だったHA-2後継機!

 DAC内蔵ポタアンでMojoと2分して高音質で人気なのがOPPO HA-2ですが、その後継機が出ました。「HA-2SE」です。
HA-2SE
HA-2SE(内部)

 

 早速スペックを見てみましょう。

機種名

HA-2

HA-2SE

メーカ

OPPO

発売時期

2015年3月

2016年9月

DACチップ

ESSES9018K2M

ESS9028Q2M

PC等の接続

Micro USB

iDevice

TypeA

Android対応

光デジタル入力

なし

同デジタル軸入力

なし

アナログ入力

○(LineOUTと兼用)

光デジタル出力

×

同軸デジタル出力

×

対応周波数等(PCM)

384kHz/32bit

DSD対応

11.2MHz

12.2MHz

ヘッドホン端子

ステレオミニ×1

バランス出力対応

4極GND分離×1

ヘッドホン出力

220 mW(32Ω)

電池持続時間

7時間

寸法(W×D×Hmm)

68 x 157 x 12

重量

175g

楽天の最安値

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 スペック的な変更点はDACチップがESS社のES9018K2Mから同社の9028Q2Mという最新チップへ変更になった点です。
 上記のスペック表に現れない点では、アナログアンプ部を全面的に見直したことによってノイズの低減を図ったようです。レビューでも「ホワイトノイズがすごく減った」というような感想が聞かれます。

 

 HA-2SEではHA-2に比べて高音が非常に伸びるようになったが低音はHA-2の方が出ているという感想もありDACチップ及びアナログアンプ部の見直しにより音に若干の違いが出ているようです。可能であれば聞き比べてからの購入がいいかもしれません。

 

 最新の価格情報につきましては上記↑↑のスペック表に楽天、Yahoo!、Amazonでの価格情報へのリンクを載せておきますのでそちらをご確認ください!。

 

 注意点ですが、HA-2、HA-2SEともiPhoneへの充電しながら音楽を楽しむことはできますが、Android端末へは電力の供給はできないようです(音楽を聴くことはもちろんできます)。レビューの中にそれを非常に残念に思っている方がいました。Android端末の方はお気を付けください。