micro iDSD Black Label/Chord Mojoのスペック比較と価格情報
ライバルは据え置きアンプというすごいモバイルDACアンプがiFi-Audioのmicro iDSDです。Black Lbelはアナログ信号と電源セクション、そしてクロックシステムを改良し、さらなる音の高みを目指したものです。今回Black Labelでは、アナログ部のオペアンプをiFi Audio専用の特注品に変更しています。レビューを見てみるとこのmicro iDSD Black Labelを入手してUD-503を手放した人がいたりしますのでその実力はわかりますね。
●micro iDSD Black Label
一方、楽器の定位や音の繊細さで人気なのがCHORD社のMojoです。発売されてからモバイルDACアンプの売れ筋で常に上位であり続けています。
●CHORD Mojo
ではスペックを比較してみましょう。
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micro iDSDの方が、SP/DIF出力(同軸)を備えておりDDコンバータとしても使えたりDSDフォーマットで24.6MHzまで対応する等、価格がMojoよりも高い分もあり高機能となっています。micro iDSDはアナログ入力もあるので単体でヘッドホンアンプとしても使えますね。
DACチップでいうとmicro iDSDはDSD1793×2を使用しておりこのDSD1793はバーブラウンジャパンがテキサスインスツルメンツに吸収される前の最後の開発チップです。iFi-Audio社はこのDSD1793をかなりの機種で採用しており、このチップを徹底的に使いこなし、音質を高めていく戦略のようです。
そして出力も4.000mWと大きいため大型ヘッドホンを使っている人にも安心のスペックです。
一方のCHORD社はMojoに自社開発のFPGAをDACチップとして使用しておりこちらもこだわりは強いようです。
飛び抜けたスペックを追及するmicro iDSD、オーディオ的な音質を重視するMojoといったところでしょうか。
Mojoの方が圧倒的に小さいので小ささ/軽さ重視ならこちらでしょうか。
micro iDSDは据え置きで使っている人が多いようです。
また、大容量のバッテリーを内蔵しているため、電源ノイズに悩まされず長時間使えますね。外で使っているときに電池が切れそうになったスマホに充電できて助かったという声もありました。
価格帯的にはmicro iDSD Black Labelが7万円台、Mojoが5万円を切る価格帯で推移しているようです。
家でも外出時でもいい音楽しみたい方にはこの2機種は検討価値があると思います!
最新の価格情報につきましては上記のスペック表に楽天、Yahoo!、Amazonでの価格情報へのリンクを載せておきますのでそちらをご確認ください!。
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■独自DAC技術で大人気!:CHORD Mojo(ちょっとPHA-3との比較)!
CHORDといえばちょっと大きめですが、圧倒的なノイズの少なさと音質からポータブルDACアンプの分野では憧れの存在の「Hugo」がありますが25万円台でおいそれとは手が出ません・・・。
そんなCHORDから弟分の「Mojo」が発売され大人気となっています!
価格帯もSONY PHA-3より若干安めなところも人気の理由の秘密だと思います。
ただ、決して気軽に手が出る価格帯ではないので、やはり人気の秘密は根本の音質とスタイリッシュな小ささにいあると思います。また、同社のHugo(約25万円)に勝るとも劣らない性能という声もあります!
さて、人気のあるポータブルDAC対決ということでCHORD MojoとSONY PHA-3をしてみましょう。
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ヘッドホン出力にバランス出力がない以外は軽量である部分も含めてPHA-3をスペック的には凌駕していますね。
入力にはUSBと光デジタル入力に加えて同軸デジタル入力も備えていますのでFiiO X5やX3の旧型やONKYO DAC-HA300との組み合わせも楽しめますね。
特筆すべきはDACチップにPCM1795などの汎用DACチップを使わずにFPGA(フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ)に独自の音声デジタル処理プログラムを書き込んだデバイスを採用しているところです。このあたりにChordの技術力の高さとこだわりを感じます。Chord Electronicsは英国のメーカですが、nano iDSDを作っているiFi-Audioといい面白いメーカが多い国ですね。
レビュー記事では、「楽器の定位、音場の再芸、繊細さがいい」という声や800Ωのハイインピーダンスなヘッドホンも再生可能な駆動力を称賛する声が多いですね。
YAMAHAの R-N602を持っている方がR-N602の内蔵DACよりこのMojoの方がよく、外付けDAC代わりに使っている例もネットで見かけましたのでDACとしての性能の高さがうかがえるとともに、スピーカーアンプに接続して使っている方も結構多いようです。
最新の価格情報につきましては上記(↑↑)のスペック表に楽天、Yahoo!、Amazonでの価格情報へのリンクを載せておきますのでそちらをご確認ください!。比較したPHA-3より2万円程度安価な価格で推移しているようです。
この「Mojo」ですが、PC/iDeveice/Android端末とつながるのはもちろんですが SONY NW-A20やA10との接続も可能なようです。お持ちの方は音のアップグレードを試してみてはいかがでしょうか。
SONYのモバイルDAC PHA-1a,PHA-2,PHA-3を比較!
モバイルDACアンプで定番の中でSONY製はPHA-1a,PHA-2,PHA-3の3機種となります。
この3機種について比べた見たいと思います。
●PHA-1a
●PHA-2
●PHA-3
まずはスペックを調べてみました。
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発売時期純でいうと、PHA-2→PHA-3→PHA-1aの順で新しくなります。
PHA-3はDACチップに高音質といわれているES9018使用し、バランス駆動のヘッドホンが使えるという飛び抜けたスペックでこの3機種の中ではフラッグシップ機といえます。
PHA-1aは発売時期も新しいのですが、一番持ち運びしやすいスペックでDSD再生を省くなどモバイル性にこだわった機種だと思います。
PHA-2は発売時期も最も古いのですが、DSD再生に対応しており、価格的もちょうど真ん中です。
3機種の中から選ぶとすると以下のような選び方があると思います。
・バランス駆動ヘッドホンを試したいならPHA-3一択。
・光入力対応がありもPHA-3一択。
・DSD再生対応ならPHA-2,PHA-3
・PCM音源のみ再生でよく、携帯性重視ならPHA-1a
さて、価格面ですが、PHA-1aは2万円台中盤、PHA-2は5万を切る程度、そしてPHA-3は8万円を切る程度の価格で推移しているようです。
最新の価格情報については、スペック表の下3列のリンクからご確認ください。
4.4mmバランス接続対応ポタアン:SONY PHA-2
SONYのバランス接続対応USB DAC内蔵ヘッドホンアンプといえばPHA-3がありますが、よりリーズナブルな価格で4.4mmバランス接続対応のPHA-2Aが発売されています!
●PHA-2A
●PHA-3
PHA-3ではヘッドホンとのバランス接続はステレオミニジャック×2での接続でしたが、こちらのPHA-2Aでは5極4.4mmφバランス接続ジャックでの接続となります。この5極4.4mmφバランス接続ジャックは一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)が規程した音楽鑑賞用ヘッドホンの規格「RC-8141C」に準拠しており、今後は対応機器が増えていくと思います。
SONYではMDR-1000や1A用に接続ケーブルも出しています。ただ、ケーブル単体としては結構な値段がするのが難点ですが・・。最近では自作派のために4.4mm、5極のバランスプラグも売られているようです。こういうものですね↓↓。
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NOBUNAGA Labs 4.4mm5極自作プラグ NLP-PRO-TP4.4/5 新品価格 |
さて、PHA-2Aのスペックを先輩機種のPHA-3と比較しながら見てみましょう。
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DACチップには、ESS社のES9018K2Mを採用しています。PHA-3にあった、光デジタル入力とアナログはなくなり、入力はiDevice用のUSB Type-AコネクタとPCやAndroid端末接続用のmicro USB端子のみとなっています。この辺は割り切っていますね。その分、PHA-3より価格的に2万円程度安くなっています。
レビューを見ているとPHA-3を持ち歩いていると発熱が結構あって気になるという声があったのですが、その辺は解消されているようです。
ES9018系のDACはくっきり明瞭な音質で人気があるのでNWウォークマンや、Xperia、PCと接続しヘッドホン再生時の音質向上にはシンプルでいい製品だと思います。
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■5万円超クラスモバイルDACの比較:micro iDSD,HA-P90SD,PHA-3
5万円超クラスのモバイルDACの中で特徴的なスペックがあり人気がある3機種を比べてみたいと思います。対象は、iFI-Audio micro iDSD、TEAC HA-P90SD、SONY PHA-3です。
まずは外観からです。
●iFI-Audio micro iDSD
●TEAC HA-P90SD
●SONY PHA-3
以下にスペックを比較してみたいと思います。
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光/同軸の入力に加えて、同軸デジタル出力を備えているのがiFI-Audio micro iDSD、TEAC HA-P90SDの2機種です。
ヘッドホン出力においてバランス出力対応しているのがPHA-3です。
音源対応では、micro iDSDがDSD512(22.5MHz)、PCM音源で768kHzまで対応しており飛び抜けています。将来の音源まで対応しているスペックですね。
ヘッドホン出力もTurboモードで4,000mWと大きく、駆動力が必要なヘッドホンを持っている方も安心して使えると思います。
3機種ともモバイルといってもそこそこ大きいと思いますが、据え置きメインで使うならアナログ出力にRCA端子を備えているmicro iDSDが使いやすいと思います。
当サイト管理人はnano iDSDを使っていた時期がありましたが、出力のRCA端子がボリュームのある前面側にあって据え置きの場合使いにくいと感じていたのですが、micro iDSDでは、USB端子やRCA出力、デジタルI/O端子がすべて背面に集中し、ヘッドホン出力やボリューム端子が前面に集まっている構成に代わりました。使いやすさがアップしていると思います。
さて、単体でのプレーヤー機能を求めるのであればもちろん、TEAC HA-P90SDが一択です。若干武骨な感じの筐体ですが、外で他のデバイスとつながずにハイレゾ音源をシンプルに楽しめるのはいいですね。
最後に価格面ですが、PHA-3は7万円台後半、micro iDSDとHA-P90SDは7万を切る程度で推移しているようです。
最新の価格情報については、スペック表の下3列のリンクからご確認ください。
CHORD Mojo vs OPPO HA-2SE!
海外勢のモバイルヘッドホンアンプDACで音質とポリシーの明確さから人気なのがCHORD MojoとOPPO HA-2SEです!
この2機種を比べていきたいと思います。
●CHORD Mojo
●OPPO HA-2SE
CHORD Mojoは独特のスタイルとコンパクトさそしてその音質から人気があります。一方のOPPO HA-2SEはスマホのような薄いスタイリッシュなデザインと4極グラウンド分離接続が可能な点が人気です。
ではスペック表を見てみましょう。
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中核となるDACチップはCHORD Mojoは独自のFPGAを採用しているところに技術力を感じます。ただ、OPPO HA-2SEに採用されているESS社の最新チップ9028Q2Mにもそそられますね。
重量はどちらも180g前後ですのでスマホなどと組み合わせて持ち運ぶには十分な軽さです。
同軸デジタルと光デジタル等入力ソースが多いのはMojoの方で、お気に入りのDAPなどと光デジタルで接続したい人はMojoが選択肢ですね。
HA-2SEはiDeviceとの接続にカメラコネクションキットが不要です。iDeviceとスタイリッシュに持ち歩くには便利です。また、HA-2SEは4極グラウンド分離接続が可能でヘッドホンのリケーブルによる音質向上に興味のある人はこちらが選択肢になると思います。
さて、価格面ですがCHORD Mojoは5万円台前半、OPPO HA-2SEは4万円前後で推移しているようです。
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音質の傾向ですが、レビューからの特徴ではCHOR Mojoが「滑らかな粒立ちのいい音質」、「アナログ的な音」という感じです。一方のOPPO HA-2SEは「解像度が高く澄んだ高音」という感じです。音については是非、視聴してみることをお勧めします。
モバイルDACアンプの定番3機種!
最近のDAC機能内蔵のモバイルアンプので人気の3機種は、ONKYO DAC-HA200、SONY PHA-1A、OPPO HA-2です!
●ONKYO DAC-HA200
●SONY PHA-1A
●OPPO HA-2
3機種ともiDeviceやAndroid端末と持ち出して使うためにバッテリー内蔵でコンパクトにできています。もちろん自宅でPCに接続して使うことも可能で、PCとの接続はUSB(micro B)で行います。
iPhone等のポータブルプレーヤは大型のヘッドホンだと駆動力が不足しがちですが、ポータブルヘッドホンアンプは駆動力不足を補ってくれます。
今回取り上げた3機種ともDAC機能を内蔵していますので、ポータブルプレーヤーやPCとUSB接続により音源データをデジタルデータのまま取り出してモバイルDACアンプ側で処理できます。それにより音質の向上を見込むことができます。
さて3機種のスペック等の比較表を以下に記載します。
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3機種の中でリーズナブルな価格なのが、ONKYO DAC-HA200で最安値がほぼ2万円程度です。音源はPCM音源の96kHzまでとなっています。OPPO HA-2は4万円台となってしまいますが、DSD音源も6.2MHzまで対応しています。SONY PHA-1Aは丁度のその間の価格帯です。
さて、現状流通している音源の多くが96kHzまでですので、3機種の中でコストパフォーマンスで選ぶならDAC-HA200、DSD対応と非常にスリムかつデザイン性の良さで選択するとOPPO HA-2でしょうか。
上記のスペック表は最後の3行がネットショップでの価格情報へのリンクとなっております。興味がある機種がありましたら、上記のリンクから最新の価格情報をご確認ください。
この3機種の中で、OPPO HA-2のヘッドホン出力のジャックは4極対応となっており、グランドをLchとRchを分離した接続が可能なのが特徴となっています。
DACチップも三者三様であるあたりが面白いですね。モバイルDACアンプは今、各社が力を入れて切る分野でこれからも目が離せないところです。
TEAC HA-P5、SONY PHA-3、OPPO HA-2バランス接続対応ポータブルDACアンプ比較
TEACからポータブルDACアンプHA-P5が発売されました!
HA-50の上位機の位置づけのようですが新たにバランス接続(4極グラウンド分離)対応しました。
DACチップはPCM1795を採用し、192kHz/24bit PCMおよびDSD 5.6MHzネイティブ再生に対応しています。
ライバル機種はバランス接続対応ポータブルDACのSONY PHA-3、OPPO HA-2あたりと思われますのでスペック比較をしてみたいと思います。
(SONY PHA-3)
(OPPO HA-2)
以下がスペック比較表となります。
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USB入力以外に同軸および光入力があり、ヘッドホン出力とは別にLINE出力(ステレオミニ)が1系統ありますので家で据え置きDACとして使うのにもいいと思われます。また、光や同軸出力のあるハイレゾDAPとの組み合わせにも使えますね。
(TEAC HA-P5下面)
OPPO HA-2より若干、厚みがありますがSONY PHA-3より薄いのでポータブル用途でも活躍できると思います。
TEACのホームページによるとのヘッドホンアンプHA-501で培われたノウハウがヘッドホンアンプ部に投入されており、「10Hz〜100kHzの周波数特性とS/N比110dBを達成」と書いてあるのでヘッドホンアンプ部にも期待が持てます。
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OPPO HA-2SE:好評だったHA-2後継機!
DAC内蔵ポタアンでMojoと2分して高音質で人気なのがOPPO HA-2ですが、その後継機が出ました。「HA-2SE」です。
早速スペックを見てみましょう。
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スペック的な変更点はDACチップがESS社のES9018K2Mから同社の9028Q2Mという最新チップへ変更になった点です。
上記のスペック表に現れない点では、アナログアンプ部を全面的に見直したことによってノイズの低減を図ったようです。レビューでも「ホワイトノイズがすごく減った」というような感想が聞かれます。
HA-2SEではHA-2に比べて高音が非常に伸びるようになったが低音はHA-2の方が出ているという感想もありDACチップ及びアナログアンプ部の見直しにより音に若干の違いが出ているようです。可能であれば聞き比べてからの購入がいいかもしれません。
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注意点ですが、HA-2、HA-2SEともiPhoneへの充電しながら音楽を楽しむことはできますが、Android端末へは電力の供給はできないようです(音楽を聴くことはもちろんできます)。レビューの中にそれを非常に残念に思っている方がいました。Android端末の方はお気を付けください。