N-70AE,ND8006,NT-505:人気のネットワークプレーヤー比較
Pioneer、marantz、TEACのを代表するネットワークプレーヤーがN-70AE、ND8006、NT-505です。
デジタルオーディオの中核となるネットワークオーディオプレーヤですが、この3機種はUSB DAC機能も内蔵しています。
今回はこの人気のある3機種を比較してみたいと思います!
まずは外観から。
●Pioneer N-70AE
●marantz ND8006
●TEAC NT-505
それではスペックの比較表で比べてみたいと思います。
|
---|
発売年月がもっとも最近のTEAC NT-505がDSD 22.5MHz、PCM音源768kHz/32bitに対応しており、DACチップにも旭化成エレクトロニクス最新チップであるAK4497を使っているところが目を引くところです。
N-70AEとND8006のDACチップはESS社のES9016系のチップが使われております。
ND8006はネットワークプレーヤーにCD機能を追加しているのが特徴でDAC及びCDプレーヤー別起きとする場合より省スペース化が可能です。このND8006は非常に多機能なコンポーネントですが、マランツらしい音質への配慮として、CD再生ブロック、ネットワークモジュール、デジタル出力回路、可変アナログ出力回路、ヘッドホンアンプ及びディスプレイを個別に使用しない回路ブロック別に電源オフすることが可能です。
この3機種からネットワークプレーヤを選ぶ場合の選択基準として以下のようなものが挙げられると思います。
- XLR出力ならN-70AE,NT-505
- 外部クロックを使うならNT-505
- 2台を1台にまとめるなら、CD再生機能なら
- DSD22.5MHz対応機が欲しいならNT-505
- DDコンバータとして使いたいなら:N-70AE
- Bluetoothが必須ならND8006,NT-505
- 無線LANが使いたいなら、ND8006,NT-505
さて、価格情報ですが、以下のような価格帯で推移しています。
- N-70AE:13万円台前半
- ND8006:11万円程度
- NT-505:18万円程度
最新の価格情報は以下の表からご確認ください。
▼▼上記3機種の価格・在庫情報はコチラ▼▼
|
---|
TEAC NT-505:発売直後に在庫切れ?
TEACからUSB DAC搭載ネットワークレーヤーNT-503の後継機となるNT-505が2018年1月に発売されました!
が、すぐに人気機種となり在庫切れが続出しているようです。
この記事では、NT-503と新機種NT-505のスペックの違いや価格情報等について書いていきます。
まずは外観から見ていきましょう。
●NT-503
●NT-505
外観は同一サイズの筐体を使っているのでほぼ同じですね。
TN-505では音質を決める大きな要素の一つであるDACチップが旭化成のフラッグシップDACであるAK4497に変更になっているところが大きな変更点ですね。それに伴いDSD 22.5MHzやPCM 768kHz/32bitにも対応しています。
それではNT-503とNT-505の違いをスペック比較表で見てみましょう。
|
DACチップ変更に伴うDSD及びPCM音源の再生できる周波数範囲が変更されている以外では入力系統、出力系統ともあまり変更点はありません。
ただ、高音質ストリーミングサービスのMQAでコードにも対応しているところもNT−505の売りの一つですね。
写真を見るとリアにType-BのUSB端子以外にmicro BのUSB端子もあるのでUSBの入力系統がもう1系統あるのかと思いましたが取説を見るとメンテナンス用でした。
また、NT-503、505共通の仕様ですが、両機種とも外部クロック入力用の端子を備えている(同軸×1系統)のも特徴ですね。デジタル音源の再生において正確なクロックですので、この端子を備えていることで選択する人もいる程です。
さて、人気の出ているNT-505ですが最安値は16万円台で推移しているようです。一方、旧機種となってしまいましたが、十分なスペックを持っているNT-503は10万円を切る価格で推移しているようですのでこちらを狙うという手もあると思います。
在庫の有無を含めて最新の価格情報は以下の表からご確認ください。
▼▼NT-503と505の価格・在庫情報はコチラ▼▼
|
marantz ND8006:NA8005がCD付に進化??
USB DAC内蔵ネットワークプレーヤとして人気のマランツのNA8005がCD再生機能等を追加した『ND8006』へ進化し、2017年11月に発売されました!
●前面
●背面
NA8005とND8006は非常に外観が似ていますが、進化した点は次ようなものです。
- DACチップをCirrus Logic CS4398からES9016K2Mへ変更
- DSD 11.2MHz、PCM 384kHz/32bitの再生に対応
- CD及びCD-R/RWの再生機能を追加
- Blutoothプレイにも対応
(NA8005はDSD 5.6MHz、PCM 192kHz)
ネットワークプレーヤーとCDプレーヤーが別個だとスペースに困るという方にはCD再生機能の追加は朗報ですよね。
このND8006は非常に多機能なコンポーネントですが、マランツらしい音質への配慮として、CD再生ブロック、ネットワークモジュール、デジタル出力回路、可変アナログ出力回路、ヘッドホンアンプ及びディスプレイを個別に使用しない回路ブロック別に電源オフすることが可能です!
これにより、商品電力が減るとともに不要なノイズを減らしてより良い音質で音楽の再生を楽しむことができます。
「他機能機は、便利だけど音質とトレードオフだよなぁ」と感じ人もいると思いますがこの辺りのマランツの配慮はオーディオメーカーらしいと思いませんか?
さて、スペック表ですが、前機種といっていいNA8005とND8006の比較という形で以下に記載します。
|
上記のNA8005とND8006を見るとND8006がかなりスペックアップした好景気ということがわかりますね!
CD再生、Bluetooth接続等、入力のバリエーションが広がり、音質面ではDACチップの変更(ES9016K2M)が異なるところですね。
LANネットワークは有線LANだけでなく、無線LANにも対応したことと、USB HDDを接続しての再生に正式対応したのも大きいと思います。
ネットワークプレーヤーではNASとの接続が心配という人も多いと思うので大容量のUSBハードディスクをNAS代わりに使うことができることは使い勝手がいいと思います。
ハードウェア的な点ではUSB-B端子のオーディオコントローラには音質に定評のあるX-MOSを採用しているところも特徴の一つです。
NA8005の時にあった、光/同軸のデジタル出力端子はなくなった点は残念ですが、DDCとして使うという人は確かに少ないと思うのでしょうがないですね。
さて、オーディオ的な音がmaratzの売りですが、MJ等の雑誌の批評を見てもその辺はこの機種でも保たれいるようです。
最後に価格的な面ですが、現状、ND8006は10万円台の価格で推移しているようです。また、旧機種といっていいNA8005は5万円を切る価格帯で推移しているようです。Bluetooth、無線LAN、CD再生が不要な方には今でも十分なスペックと音質だと思いますので、リーズナブルな価格のNA8005でデジタルオーディオを楽しむという手もあると思います。
最新の価格情報につきましては下の表に楽天、Yahoo!、Amazonでの価格情報へのリンクを載せておきますのでそちらをご確認ください!。↓↓
|
S9038PRO搭載なのに手が届く価格帯:Sonica DAC(OPPO)
OPPOから新しいネットワーク対応DACの「Sonica DAC」が発売されました!
実売価格で10万円切る価格帯ですが、使われているDACがなんとESS社のES9038PROです!!
このES9038PROはアキュフェーズのDS-950等の100万円を超えるハイエンドDACに使われる高級DACチップです(以下はAccuphase DC-950の外観イメージ)。
PhilewebのサイトでもSonica DACのことを「価格破壊!」と言っていましたがこの辺のハイエンド機に乗るDACチップが10万円を切るDACに載ってしまったことと、音質の良さがこの一言にあらわされていると思います。
さて、このOPPO Sonica DACのスペックを見ていきましょう。比較対象がないとわかりにくいので、発売は2014年11月と結構前ですが、長いことUSB DAC内蔵ネットワークプレーヤとして売れ続けているPioneer N-70Aとスペック比較をしてみましょう。
|
---|
やはりすごいのは再生音源の周波数が、PCMで768kHz、DSDで22.6MHzとなっているところですね。将来を見越した音源対応になっています。
無線LANもIEEE802.11a/b/g/n/acと現状のすべての方式に対応しており、BluetoothもV4.1対応です。iPhone等のスマホとも気軽に連携できますね。
USB DACとしての機能はもちろん、Type-AのUSB端子に挿したストレージからの再生、DLNA規格に対応したネットワークオーディオプレーヤとしての持っています(USBストレージとネットワークからの再生は24bit/192kHzまでのPCM音源および2.8MHzのDSD音源まで)。
同軸デジタルおよび光デジタル入力端子もあります。CDトランスポートや各種オーディオプレーヤからの接続もできますので本器はOPPO社ホームページで述べている「デジタルメディアハブ」を実現していると思います。
ちなみにこのOPPO Sonica DACはヘッドホンアンプを内蔵していない潔い設計です。パワーアンプや手持ちのヘッドホンアンプに接続する方は問題ないと思いますが、OPPO HA-1のようなヘッドホンアンプ内蔵DACからの置き換えを考えている方はお気を付けください。
さて、価格面ですが最安価格は10万円を切るようですが、大人気で第1次入荷分は売り切れで、第2次入荷待ちのようです。まれに在庫を持っているところもあるようなのでマメにチェックが必要です。
最新の価格情報につきましては上記のスペック表↑↑に楽天、Yahoo!、Amazonでの価格情報へのリンクを載せておきますのでそちらをご確認ください!。
このSonica DACの内部写真を見ると、OPPOのメーカ名が入っているトロイダルコアトランスが映っており、電源部へのこだわりがあることもわかりますね。アナログ部もこだわりがあり、コンデンサに独WIMA製フィルムコンデンサーや日本のELNA製も採用しているようです。
USB DAC内蔵NWプレーヤーの定番機種
USB DAC内蔵ネットワークプレーヤーの定番機種と言えば以下の3機種となると思います。
●Pioneer N-50A
●Pioneer N-70A
●marntz NA8005
ネットワークオーディオプレーヤーはNAS等に保存している音源データをLAN経由で再生して楽しむことができるマシンです。
USB DAC内蔵タイプのネットワークプレーヤーはこともできますし、PC、USBメモリ内の音源を再生することも可能です。今回の3機種はiPhone等のiDeviceやUSBハードディスクの再生にも対応しておりデジタルオーディオソース再生の中心として使うことができるマシンです。
以下にスペック比較表を載せます。
|
---|
N-50AとN-70AはESS社製のDACチップをデュアルで使用しています。NA8005はmarantzと関係の深いCirrus LogicのCS4398を使用しています。
N-50Aはヘッドホンアンプを内蔵していませんので、再生には外付けのアンプが必要となります。
現状、N-50Aの最安値は6万台です。N-70Aが10万円台、NA8005が9万円台と似たような価格帯となっています。
比較表の最後の3行がネットショップでの価格情報へのリンクとなっております。興味がある機種がありましたら、上記のリンクから最新の価格情報をご確認ください。